top of page

カンヌが選んだ日本酒と、渋谷の一夜。──「在る宵 天郷 -Amanosato」の会 開催レポート

  • 執筆者の写真: 渋谷Web3大学
    渋谷Web3大学
  • 11 分前
  • 読了時間: 5分

2026年5月、カンヌ国際映画祭の公式セレモニー「CANNES GALA」に、日本の醸造酒として唯一選ばれた日本酒がある。福岡県田川郡福智町の「在る宵 天郷 -Amanosato」。その酒を渋谷スクランブルスクエアに取り寄せ、渋谷Web3大学の関係者だけで囲む一夜を開催しました。


この会は、渋谷Web3大学株式会社の活動全体を初めて「横串」でつないだ、記念すべき第1回のイベントです。渋谷Web3大学のコミュニティメンバー、海外DBAに挑むSCX Professional Programの学生・教員、そして新たにご縁の生まれた株式会社天郷醸造所の代表取締役の中山さんとそのメンバー──総勢19名。肩書も事業も異なる参加者が、同じテーブルで盃を交わし、それぞれのビジョンと理念を語り合いました。



なぜ、酒の会を「事業の横串」にするのか


渋谷Web3大学株式会社は、ブランディング事業、渋谷Web3大学事業、そしてSCX Professional Programという3つの事業を展開しています。これは多角化ではありません。「現実を変えられる人と組織を生み出す」という一点を、あらゆる角度から深めた結果です。


海外MBA/DBAプログラムが始動し、新規事業が立ち上がるいま、それぞれの現場で挑戦する人たちが一堂に会し、互いの理念に触れる場が必要でした。事業が増えるほど、人は分かれていく。だからこそ、すべての事業とそれを取り巻く人たちが、一貫した理念の上でつながり、持続可能に成長していくための「結節点」を意図的につくる。その第1回が、この「在る宵 天郷」の会です。


理念が、行動になる瞬間を、共に。── Transform Vision into Action

私たちのコアコンピタンスはブランディングです。理念を言語化し、物語として編み、行動へ変えていく。今回の会そのものが、その実践の場でもありました。




主役は、天郷。──カンヌのガラに選ばれた酒が、このテーブルに




この夜の主役は、株式会社天郷醸造所(福岡県田川郡福智町)の日本酒「在る宵 天郷 -Amanosato」。天然鉱泉水と合鴨農法による自然栽培米だけで醸される酒です。2026年5月にはCANNES GALAの公式提供酒に選定され、世界の晴れ舞台でその名を刻みました。


当日のラインナップは7種11本。カンヌに供された「天郷 2nd フラッグシップ」、唯一の飯米仕込み・アルコール度数18%の「天郷 フラッグシップ 序」、おりがらみ生原酒と火入れの飲み比べが叶う「在る 緒奏」、レモンの香る生酒「在る 寒夜」、予約限定の新作「在る 陽香」、あまおう苺の限定フルーツ酒「在る 小暖」。一つの蔵の哲学を、多面的に体験できる構成です。


肴は「主役は天郷、肴は盃と盃をつなぐ脇役」というコンセプトのもと、香ばしさ・燻香・旨味・熟成感・余韻という5つの言葉だけで選び抜きました。明治22年創業・坂角総本舖の海老煎餅、シルクロード直輸入のナッツとドライフルーツ、熟成チーズ。一口ごとに「美味しい」、そして必ず酒に戻ってくる。そんなテーブルが、会話を止めませんでした。



人とAIのキュレーション──渋谷の街だけで仕立てた一夜


この酒肴テーブルには、もう一つの物語があります。コンセプト設計から商品選定、欠品時の代替ルールまでをAI「Claude」が立案し、プロデューサーのhajimexが渋谷・徒歩10分圏を実際に歩いて完遂した、人とAIの共同キュレーションです。


渋谷ヒカリエShinQs、渋谷マークシティ、スクランブルスクエアB1の紀ノ国屋。本番では定番チーズの欠品というハプニングも起きましたが、あらかじめAIが用意していた代替ルールがその場で発動し、基準に沿って4種を選び直す──計画とライブ感が同居する、私たちらしい運営になりました。



テクノロジーで、人のつながりを豊かに。──渋谷Web3大学の哲学を、この酒肴テーブルから。


ファウンダーの言葉──「どれだけ美しく醸すか」


会の中盤には、天郷醸造所 Founder & CEO・中山雄介氏によるトークセッションを開催しました。福智町に生まれ、防衛大学校を卒業後、富士通USA、Coca-Colaを経て、Amazon Japanで食品飲料事業部長として酒類事業部を創設。楽天で日本酒業界のEC化を推進し、越境ECで酒蔵の海外進出を支援したのち、故郷・福智町で日本酒事業を立ち上げた──その歩みそのものが、一つの事業構想の物語です。


印象的だったのは、品質基準についての言葉でした。「米をどれだけ削ったか」という従来の精米歩合の基準ではなく、水・米・酵母という原料の卓越性、すなわち「どれだけ美しく醸すか」を基準に据える。ワインのように優れたヴィンテージが生まれる酒を、福智町の天然資源から造る。合鴨農法、天然鉱泉水、あまおうやレモンといった地元の農産物──土地固有の資産からブランドを立ち上げる戦略は、まさに私たちがブランディング事業で向き合ってきたテーマと重なります。


一杯の酒が、日本人の心に和の価値を呼び覚ます社会へ。──株式会社天郷醸造所

地方に埋もれた文化資産を再構築し、日本酒を通じて世界へ発信する。その挑戦に、参加者からは事業計画や海外展開について次々と質問が飛び、予定時間を超えて議論が続きました。



語り合った夜──19名、それぞれのビジョン


この夜集まったのは、渋谷Web3大学のコミュニティメンバー、SCX Professional Programで海外MBA/DBAに挑む社会人、天郷醸造所、そして会場のWeWorkからの特別参加を含む19名。経営者、事業責任者、研究者、実践者──立場は違えど、全員が「現実を変える」側に立とうとしている人たちです。


乾杯のあとは、名刺交換ではなく、理念の交換でした。なぜこの事業をやるのか。何を変えたいのか。DBAで研究するテーマと、酒蔵の地域ブランド戦略が交差する。AI研修の現場の知見と、伝統産業のDXが結びつく。ここから新しいプロジェクトを立ち上げよう、という声も、その場で複数生まれています。


第1回の横串イベントとして、確かな手応えのある一夜でした。事業と事業のあいだ、人と人のあいだにこそ、次の価値は生まれる。この確信を、参加者全員で共有できたことが、何よりの成果です。



これからも、理念の上で


「在る宵 天郷」の会は、単発の懇親会ではありません。渋谷Web3大学株式会社のすべての事業と、それを取り巻く人たちの持続可能な成長を目指す、継続的な取り組みの始まりです。ブランディングで理念を明確にし、テクノロジーで実践を加速し、リーダー育成で未来を担う人を育てる。その循環の中に、今夜出会った仲間たちと、新しい物語を加えていきます。


次回の開催、そしてこの夜から生まれるプロジェクトについても、本ブログでご報告していきます。どうぞご期待ください。





関連リンク

渋谷Web3大学株式会社:https://www.shibuyaweb3univ-co.com/

私たちが選ばれる理由(Why Us):https://www.shibuyaweb3univ-co.com/why-us

SCX Professional Program(DBA):https://www.scx-pp-dba.com/

SCX Professional Program(UK iMBA):https://www.scx-pp-uk-imba.com/

株式会社天郷醸造所:https://amanosato-sake.com/


コメント


bottom of page